INTERVIEW先輩社員インタビュー

アーケードゲームで、遊びの未来を設計する。

プロダクト研究開発部 メカトロ開発セクション

技術職S.Y2024年入社

セガ フェイブの先進的なアーケードゲーム開発に惹かれて入社。現在は UFO キャッチャーを中心としたプライズ機の電気設計を担当。 システム構成の検討から配線・基板設計まで、製品開発の要となる領域を幅広く手がけ、ユーザー体験を技術で支えている。

“そんな発想アリ?”と 思わせてくれる会社。

大学ではロボット工学を専攻し、学生時代は電気仕掛けのおもちゃ作りに夢中になっていました。製作した作品を動画投稿サイトに公開したところ、「すごい!」「欲しい!」といったコメント、さらには改善提案まで届き、自分のつくったもので誰かが楽しんでくれることの面白さを知りました。 もともとアーケードゲームは大好きでしたが、中でもセガの製品は、“そんな発想アリ?”と驚かせてくれる存在。例えば過去には、「UFOバランスキャッチャー」という、バランスボードに乗って体重移動でアームを操作する斬新な製品をリリースしています。普通なら製品化を尻込みするようなアイデアも、本当に開発して世に出してしまう。そんな突き抜けた遊び心と技術力に強く惹かれました。 さらに入社の後押しとなったのは、内定後に参加した開発現場見学です。現場には、UFOキャッチャーのアームやメダルゲームの抽選機といった、ゲームセンターで見たことのある部材がごろごろ転がっていて、思わず胸が高鳴りました。「ここでなら本当に面白いものがつくれる」、そう感じて入社を決意しました。

電気試験、耐久テスト。 初めて知ったプロの領域。

入社後は、システム構成の検討から配線設計、部材の評価試験まで、製品化に向けた幅広い工程に携わっています。特に印象に残っているのは、入社1年目に担当した「UFO CATCHER TRIPLE TWIN 2」の評価試験です。 このモデルは、景品に合わせてフィールドやディスプレイが変化するユニークな機種で、触れる人が安心して遊べるよう、細かな検証が欠かせません。人が触れても感電しないか。モーターが発するノイズが他の機器に干渉しないか。法律に準拠した多くの検証項目を、専用の評価機器を使って一つひとつクリアしていく必要があります。電気試験も耐久テストも、学生時代には触れたことのない領域。評価機器の扱いすらままならず、最初は分からないことだらけでした。 それでも、原因を探るために過去製品の配線図を読み込み、古い設計資料をさかのぼり、似たトラブルを経験した先輩に話を聞きに行く。そんなトライアンドエラーを重ねるうちに、いつのまにか設計の引き出しがどんどん増えて、トラブルが起きても「まずはこれを試してみよう」と選択肢が自然と浮かぶようになりました。斬新なギミックを支えているのは、地道な学びの積み重ね。その奥深さを知り、モノづくりがますます好きになっています。

遊びの未来を、 自分の手から生み出したい。

無事に試験をクリアした製品は、1万台、2万台と量産され、全国のゲームセンターへと届けられます。稼働状況の確認に訪れたある日、UFOキャッチャーで景品を取ったお客様が、友人と笑い合いながら喜んでいる姿を見かけました。自分の手がけた製品が、誰かの喜びを生み出している。開発者として、初めてユーザーの笑顔をキャッチできたとき、胸が熱くなりました。 現在は、アーケードゲームの新たな可能性をもっと広げていきたいと考えています。例えば、体全体を使った入力方法や、新しいセンサーの採用など、ハードの設計次第で、新しい遊びが生まれる点にこの仕事の面白みはあります。だからこそ、常に先端技術やトレンドにアンテナを立て、それを遊びに活かせないか、想像を巡らせるようにしています。 社内では最新技術の展示会が定期的に開催され、職種を問わず自由に参加できます。今後の目標は、そうした学びの場を活かしながら、製品の企画段階から量産までをリードできる電気設計者になることです。 アーケードゲームの開発を通じて、これまでにない楽しい体験をつくる。遊びの未来を設計する。その挑戦に、これからも本気で取り組んでいきたいです。

レジャー施設巡りです。 ローカルの遊園地や水族館などを巡る中で、最近では見かけないレアなゲーム機に出会えることが密かな楽しみ。 昔の機械から開発の新しいヒントを 得ることもあります。

MY FAVE

SCHEDULEある1日のスケジュール

  • 10:00
    • 出社、メールチェック
  • 10:30
    • プロジェクトの定例会議
  • 12:00
    • お昼休憩
  • 13:00
    • 自席で設計作業
  • 16:00
    • 工作室で検証用基板の加工
  • 17:00
    • オシロスコープで基板の評価測定
  • 19:00
    • 退勤
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