入社の決め手は、大好きなアンパンマンの玩具企画に携われると思ったから。 現在は、ぬいぐるみやプラスチック玩具の企画開発を担当。子どもたちに「かわいい!」「WOW!」を届けるために、アイデアを日々カタチにしている。



子どもたちのスーパーヒーロー、 アンパンマンに携わりたい。
子どもに笑顔を届ける仕事がしたい。そう思うようになった背景には、幼い頃の原体験があります。それは、小さな弟を病気で亡くしたこと。家族と悲しみを乗り越えていく日々のなかで、「子どもの笑顔には、家族や社会を明るくする力がある」と強く実感しました。 そんな私がセガ フェイブと初めて出会ったのは、大学時代に受講した特別講座。ぬいぐるみ企画の社員の方が授業をしてくださったのですが、なかでも印象に残っているのは耐久テストの実演です。鼻などのパーツが10kgの力で10秒間引っ張られても破損しないか、専用機器で一つずつ検証する。その徹底した姿勢に、子どもの安心、安全を守り抜くプロ意識を感じました。 さらに、セガ フェイブはアンパンマンの玩具の商品化許諾を持つ数少ない企業のひとつで、市場シェアは国内トップクラスを誇ります。子どもたちのスーパーヒーロー、アンパンマンの玩具に関わることで、たくさんの子どもに笑顔を届けられる。そう思えたことが、入社の決め手になりました。 現在は、念願だったアンパンマンチームに配属され、ぬいぐるみやプラスチック玩具の企画に携わっています。企画は版権元からの依頼を待つのではなく、試作に近い状態までつくり込み、こちらから提案するスタイル。高い自由度で自分のアイデアを活かせる環境に、日々大きなやりがいを感じています。

企画のヒントは、 玩具売り場のパトロールから。
玩具のターゲットとなる未就学児は、大人が思いも寄らない遊び方を生み出す天才。そんな小さな天才たちを相手に企画と向き合う日々は、楽しさと難しさの連続です。 子どものニーズを探るために、私が特に意識しているのは、玩具売り場のパトロール。どんなふうに玩具を手に取り、どう遊び始めるのか。どれだけ忙しくても月に1回以上は売り場を巡回し、企画のヒントを得るようにしています。 その経験が活きたのが、ロングセラーであるアンパンマンのぬいぐるみシリーズ「プリちぃ★ビーンズ コレクション」の新商品企画でした。通常は正面向きの立ちポーズですが、売り場で子どもが"ブーン"と飛ばして遊んでいる姿を目にして、「空を飛ぶポーズがあったら、もっと喜んでくれるはず」と考えたのです。20年以上つづくシリーズ史上、初めてとなるポーズの変更。正直、不安もありましたが、上司に「Iさんならやれる」と背中を押してもらい、自信を持って開発に挑むことができました。 開発では、通常の立ちポーズとは違い、「とびポーズ」特有の自然な顔の向きや腕の位置を探るのが難しく、サンプル検証を何度も重ねました。簡単な道のりではありませんでしたが、チームの協力もあり、製品は無事に完成。初めて自分が主体となって、長年つづくシリーズに新たな要素を加えられた経験は、企画者として大きな自信につながりました。

それゆけ、私。 子どもたちの笑顔のために。
最近、この思い入れ深い「飛びポーズのアンパンマン」を、2歳の姪っ子にプレゼントしました。姪っ子は、小さな手でぬいぐるみをぎゅっと握りしめ、どこへ行くにも肌身離さず持ち歩いてくれます。自分の手がけた玩具を通じて、家族の何気ない幸せを目にできるのは、この仕事ならではの喜びです。 セガ フェイブには産休・育休を経て復帰したパパママ社員が多く、社員のお子さまに協力してもらい、社内モニター会を開くこともあります。私たちが企画で目指しているのは、他にはない新鮮な発想でユーザーの「WOW!」を生み出すこと。そのため、一般論にとらわれない、パパママ社員のリアルな声や実体験がアイデアの大切な手がかりになるんです。私自身も、いつか自分が子育てを経験したとき、その実感を企画に活かせたらと思っています。子どもの反応や暮らしのなかの困りごとに、自らの視点でも寄り添えたら、企画の幅はもっと広がるはずです。 子どもに笑顔を届けたい。その想いこそ、私が玩具づくりに向き合いつづける理由。みんなに勇気を与えてくれるアンパンマンのように、これからも、誰かの力になれる玩具をひとつでも多く生み出していきたいです。

お気に入りは、「ふんわりカラーますこっと アンパンマン」。お気に入りのチャームをつけて、 いつもカバンに付けています。 すれ違った子どもが「あ、アンパンマン!」と反応してくれると、心が温かくなります。

SCHEDULEある1日のスケジュール
- 10:00
- 出社、メールチェック
- 10:30
- 定例会議の資料作成、企画タイム
- 11:45
- チームメンバーとランチ
- 13:00
- 定例会議
- 14:30
- サンプル確認、修正指示書作成
- 15:00
- 進捗報告、各所関係会社に連絡
- 17:00
- アンケートなどの資料分析
- 19:00
- 退勤

職種紹介
キャラクター コンテンツ開発












